エントロピー増大

カレンダーをめくると同時に涼しくなった9月

爽やかな風に心地よく過ごせる日々がしばらく続きましたね

するすると気持ちよく流れる時間は

そのまま日にちの経過にも通じているのか

あっという間に9月は折り返し

暑くて長かった8月とは時間の感覚も違っていて面白い


お仕事終えて帰路に着く頃は日も暮れて

ライトを灯して運転することが増えてきました

秋の夜長、皆さま何をしてお過ごしでしょうか


ワタクシ、しばらくゲームに夢中になっていましたが、それもトーンダウンし、

また読書モードになってきました


眠くなくても横になって文庫本を開いて、読み始めると数分でウトウトしてます

ゲームの時の脳の冴え渡る感じと逆に

脳が活字によって癒されていくようです

これは難しい本の方が更に効果的で、ものの数行で脳がとろける感じです


ここ最近読んでいるのは小林秀雄の

『直観を磨くもの』

初版はいつか書かれていませんが

最初の哲学者 三木清との対談が昭和16年の掲載記事について述べられているので、昭和初期の割と古い本です


何故この本を読もうと思ったかといえば…

(前置きが長くなりますが、辛抱下さい)

数年前に大牟田のスーパー駐車場で買い物帰りの方が襲われる事件が2件続いたのがきっかけです

犯人は大牟田市内でしかも割とお店近くの住所

一見平和に見える環境の中、そんな事が起きるし、起こす人がいる

いつどこで何があるか、わからない

自然災害は運命かもしれないが

人による事件、事故は自分の注意力や警戒心、防御力などで回避できることもあるだろう

いつも誰かと一緒ではないし、1人の時に身を守る術を持っておかねば!

と、感じたのでした

そんな時折しも、広報に護身術講座の案内が載っていたのです

元婦人警官の方が女性が自分の身を守る為にとNPOを立ち上げ、各地で講習会をされているのです

必要なことには迷わず即申し込み


参加者は20名程

講習では護身術はもちろん

自分を守ることがいかに大切かを丁寧に教えていただきました


自尊心を持ちましょう

心の傷に気付きましょう

だから身を守りましょう


(私の今年のテーマ2K/3JのJの一つ

“自尊心”はここから来ているのでした)


その先生が日頃から意識されていることが、

直感を鍛えることでした

直感、シックスセンスが強いほど危険回避できるそうで、日々鍛えているとのこと

どうやって鍛えておられるのか質問しました

予測してみるというお返事

それから私もなんとなく予測することで直感を鍛えようと思うようになりました


その講習会受講後、

本屋でウロウロ面白い本がないかと物色して見つけたのがこの本だったのです


小林秀雄と著名人、有名人の対談形式だったのでこれならわかりやすいかもと購入



したのはよいのですが…

あれから3年程経ちます

今現在160ページ辺りです…

小林さんはノーベル物理学賞受賞者の湯川秀樹との対談中

“人間の進歩について”

二人は白熱しております


これがまた、チンプンカンプン…

己の能力の低さを思い知ります


話題は哲学や量子力学、物理学、

さらにドフトエフスキー、モーツァルトなどなど幅広い

下に解説がついているのでなんとか文字は解読出来ますが、意味の理解には至らないのです


『向きがない方程式から、エントロピーが増えるという別の方程式が出て来ている』

『それはおかしなことですね』

『そうはおかしなことだけれども、とにかくエントロピーという量を適当に定義すれば、それが増えてくることが証明できる。…』



エントロピーとは物理学的表現で、ものの煩雑さや乱雑さを表し

エントロピー増大の法則というものがあるそうなのです

物事は乱雑になっていく…というようなこと?

部屋は片付けない限り散らかったまま、散らかり続ける…

なんて生活の中に置いてみる私はそうやってトロトロウトウト

不思議な世界を自分なりに解釈する作業に慣れず、しかし却って健やかに眠りにつくのであります


エントロピーの増大という

世界の大法則もワタクシには羊の数と同じ…


世界は広く、大きいです〜


理論物理学者や哲学者、作家、民俗学者たちとの対談は白熱している

この方々が見る世界は私の目から見えるところと全く違う視点なのだろう

小さな己を思い知るのです

自分を小さく感じられた時、

今の悩みや苦しみがほんとに小さく可愛いものに思えて、そこからふと脱することもできるのです


読み終えるのはいつになるやら

そして、この著書により私に直感力は身につくのやら


最後のページは523ページ!

あと4〜5年くらいかかるかもです



秋の夜長に皆様もスヤスヤとお休みいただきたいものです


Heart - -
奇跡的な店

残暑お見舞い申し上げます


立秋を迎えたとは言え、まだまだこれからが酷暑厳しい時期だそうです

災害級の暑さという表現が今年の夏の厳しさを物語りますね〜


皆さま、栄養、塩分しっかり補給されていますか?

冷たいお水やお茶ばかり飲んでいませんか?


お茶やお水のガブガブ飲みは胃酸も薄まり消化力が低下、結果栄養吸収を妨げるそうです


汗のかき方がいつもと違ったり、頭痛が続き、鎮痛剤が効かないときは、熱中症の疑いありですよ

幼なじみは室内のエアコンの中にいても熱中症になったそうです

その日は尋常ではない汗をかき、吐き気と頭痛が余りにもひどく病院受診

軽い熱中症との診断が下り、

摂る水分は経口補水液を勧められたとのこと


汗により電解質、ミネラル成分が失われる

それを、お水やお茶で水分を補うと血液が薄まってしまう

身体は血液を濃く戻そうと、外に水分を出し、それが大量の汗になる

というメカニズムらしいです

カリウム、ナトリウムの浸透圧調整

細胞レベルでのことですが、結果頭痛、吐き気、大量の汗という熱中症症状になるのです


ただ暑いのではない今年の夏

室内にいて水やお茶を飲んでおけばよいのではない

水分、栄養素も考えてとるべし

我が身は自分で守らねば、ですね


赤道直下の国の人々の暮らしを調べてみようかと思っています

この暑さに耐え得る生活のヒントがあれば取り入れたいですし



さてさて

あまりの暑さにお客様とも挨拶代わりに

暑いですね〜

とお会いしているここ最近

暑さに気を取られていましたが、

こちらLa margeは8月になんと10年目を迎えることができました


パチパチパチ!(拍手)


これも支えてくださる皆様のお陰です

本当にありがとうございます

まだまだワタクシ、未熟者

至らないところばかりです

施術満足度の高さはもちろんのこと

お客様への失礼な言動などなかっただろうかと反省の日々です

これからもお越しくださるお客様には

感謝の念と謙虚な姿勢を大切に接していきたい

“ありがとう”や施術後の笑顔を励みに精進して参りますので、

この奇跡的なお店を宜しくお願い致します


ポイントは、“的”です


宣伝もせず、パンフも作らずお客様にお越しいただけることってすごいと思うのです

もちろんいつも予約で埋まっているわけではないので、

このまま続けていけるのかと

不安や心配過ることもあります

ですが、この丸9年間

それも含めてちょうどよく成り立っている

それが奇跡的!って

予約表をみていつも思います


ちなみに、

もう一つ気に入っているあだ名があります

不調のお客様がとても元気になられ

“奇跡の整体師”って言われました

あまりの褒め言葉に

“きゃ〜、まぐれですよ〜”

と返したら

“それならまぐれの整体師やね!”


面白い!

奇跡的な店の、まぐれの整体師

なんてあやふやで不安定なキャッチフレーズ!

だけど私にはこんな形容がちょうどよく、気に入っています



10年でこのレベル

まだまだできないこと、分からないことばかりです

お客様のお身体のコリや歪みの状態からはもちろんですが、

健康番組から得た情報やご自身の病状や診断の結果など身体の仕組みを教えていただくことも沢山あります

人体の奥深い世界の全容が見えてきたくらい

日々新しい発見や気付きに溢れています


どこまでいけるのか試してみたい

私は茫洋な大海原に浮かぶ小さな帆船

波の流れに乗って

風の向きに抗わず進んでいこう


皆様の胸をお借りしてこれからも勉強させて頂きたい

10年目も何卒宜しくお願い致します




Heart - -
虹の橋のたもとで


まだ思い出すと涙が出ることがあります


3月の終わり、桜が満開で満月のきれいな夜でした

以前ブログでご紹介したおじいさんこと、しんが旅立ちました


倒れたあと、奇跡の復活を遂げ

よろよろしながらも極寒の冬を乗り越えて

私は会う度に安堵していました

その姿を動画や写真に残していたのは、別れへの覚悟の表れだったのかもしれません

最後の動画はお別れの一週間前

軽やかに走って、相変わらずこちらの声には聞く耳持たず、楽しそうだった

元気だったので安心して帰ったのです


お別れは突然やってくるのですね

覚悟、なんて以前のブログに書いていたけど、

感情が堰を切ったようにあふれてしまうのではないかという想像はできても、

その感情そのものをリアルに感じることは無理で、結局悲しみに飲み込まれることとなりました


しんがいない日々を過ごし始め、

会いたいと思うと、いないんだと思うしかなく

触れたいと思うけど、やっぱりいないんだと思うしかない


ふにゃっと垂れた耳が可愛かった

人差し指と中指の間に薄い耳を挟みながら軽く引くのを繰り返す

お好きにどうぞと転がったままのしん

指の間の柔らかな産毛のような短い密な毛が気持ち良く、それは私の中の癒しのときでした

両手で鼻周りを覆ってすっぽり収まる小顔の感触

あの大きさ、あの幅、あの温もり、あの柔らかさ

そのまま首回りを挟んで、

し〜んと名前を呼びながら、左右に揺らして遊んでいた

いつもしんは怒ることはなく喜んでいた(はず)

久しぶりに実家に行くと、私の4本の指の横幅としんの口と鼻の長さがちょうどよいので、握手がてら軽く握ってご挨拶

元気だった〜?し〜ん

分かる〜?誰でしょ〜?

とおじいさんに声かけするように私は大きめの声でゆっくりしんに話しかけていました


そんな日常を思い出すと

最期の冷たく硬い身体の感触やゴワゴワになった刺さるような毛の硬い感触が湧きあがる

そして涙が流れるのです

命って、温もりであり、柔らかさなんだ

あれはまさに亡骸

しんの命、魂はそこにはいない

身体が痛かったから、ボディスーツを置いて出て行ったのかもしれない

未知の世界のことだから

しくみがわからず、悲しみを振り切るために

好き勝手に想像したり、思い込んだりの繰り返し


しばらくは不在によって存在を強く感じるばかりでした

何かにつけて姿が浮かぶのです

こう長く共にいると、記憶や感覚の隅々に存在が絡まっているのだなと実感しました


しんのことを知る方に、少しずつ伝えられるようになったのは少ししてから

言葉にするだけで、もれなく涙がついてきて、まだまだだなと知る日々


ひと月くらい経ったころ

久しぶりに連絡を下さった以前の職場の方にも伝えると、

“虹の橋の詩を思い出しました

きっとしんは元気な姿で虹の橋のたもとで遊んでいるよ”

とお返事いただきました


その詩のことは知らなかったので、早速調べてみると、

飼い主より先に亡くなったペット達が、天国にかかる虹の橋のたもとの草原で元気に過ごして、飼い主がやってきた時に迎えてくれるという内容でした

本当にこうであってくれたらどんなにいいだろう

長く共に暮らしたペットを亡くされ、涙ながらにお越し下さった何人ものお客様

皆さんこの詩はご存知だろうか

私も、自分なりに肉体なきしんのその後をあれこれ想像してみたけれど、弱く淡いイメージに過ぎませんでした

このくっきりとした虹の橋の詩の世界観にふわりと安心できました


本当に可愛くて面白くて大好きだった

長い間私たち家族と共にいてくれてありがとう

私たちがそちらに行った時に迎えてくれたら嬉しいな



余談というか、本題ですが、

今朝、本を読んでる途中、顔を上げると

窓からさす朝日の光の中

ふとしんが現れて寄ってきたように見えました

しん亡き後、近づいてきてくれたのは初めてだったので、本当に嬉しかった

しんも嬉しそうにしてました(…これは飼い主のエゴです)

実はこの日が四十九日


調べてみると、この日は閻魔様が天国行きか地獄行きかを裁く日なのだそうですね

しんが閻魔様の前でおどおどして、やや上目遣いでお座りしてる姿は居たたまれない

それより

虹の橋のたもとの草原で生き生きるんるんしてる方がしっくりくる

草を食んで、しっぽふりふりあちこち匂いを嗅ぎまわり、日向ぼっこやお昼寝して、

夜には俊敏に走りまわっている

そうやっていつか私たちが行くのをのんびり待っていてほしい


虹の橋に行く前にお別れに来たのかな

なんて都合よく想像してみました(…これも飼い主のエゴ)


命って、肉体に宿っている

生きてる間なのです

触れて、会話して、ともに歩むことができるのは


今、周りに存在してくれる大切な人たちと大切に時を過ごしたい

全ては有限なんだし










Heart - -
2018→
新しい年となり半月ほど経ちます
年末年始のお休みモードから
ようやくペースを掴んで日常に戻ってきました

お客様の中には年末年始体調崩されたり、
骨折やギックリ腰、捻挫など
痛々しいスタートの方もいらっしゃいました
節気は寒の入りの小寒です
先週末は雪も降り
氷点下の朝があったほど
その厳しい寒さで身体は思っているより固まっているようです
私も動きが変でした
年明けのYOGAで身体の固さを実感
翌日は心地よい筋肉痛
なんとか身体がスムーズに動くようになりました

皆様、急な動きや長時間同じ姿勢はなるべくお避け下さい
朝起きて少し関節を動かしたりして身体の動きをよくして始動されるとよいかと思います
気をつけて過ごしましょう!



さてさて本題です
ワタクシ、本年は想いをカタチにする年にしていきます
構想5年、といえば聞こえはいいですけど
やってみようと思っているアレコレが
頭の中にはありまして
実はたまにチャレンジさせて頂きました
しかしうまくいかず、断念する始末
つい、今、ここ、を優先してきました
それで奥行きが出たように感じますが…
その幅を広げるのが今年の課題
具体的にはまたこちらでご案内させていただきます

乞う御期待!といえなところが小心者っぷりを表しますが
お客様の胸をお借りして日々精進致したいと思います

2018年も何卒よろしくお願い致します


Heart - -
さつき
もうすぐ5月も終わります


もう誕生日を迎えたかな
この頃に思い出す女の子
さつき


“ 5月が誕生日なの?”

“ 当たり前やろ〜”

ケラケラと軽やかにさつきが笑ったのを今でもしっかり憶えている
大学一年生時の寮の同部屋の女の子
四国の出身で語尾につける方言やイントネーションが違って新鮮だった
目がぱっちりして、小さな可愛いお顔
ショートの髪型が爽やかでよく似合っていた
スタイルもよくて、オシャレで
性格も人懐っこく、明るくよくケラケラと笑っていた

彼女はすぐにアメリカに短期留学し、
実質三ヶ月とちょっとの共同生活
その後お部屋も変り、寮を出て、それぞれの暮らし
クラスも違ったのであまり会話もなくなっていった

卒業してしばらく
彼女から小倉の一人暮らしの部屋に手紙が届いた
彼女の丸っこい懐かしい字
すぐにケラケラと笑うさつきの姿や声を思い出した


どんどん話さなくなって距離を感じて
寂しかった
もっと話したり笑ったりしたかった
と綴られていた
すごく嬉しかった

当時新卒の私は慣れない営業の仕事に全く余裕がなく
常に不安な日々を送っていて
さつきからのしみじみとした優しい気持ちにしっかり向き合ったお返事を書くゆとりすらなかった
だから、あの想いのこもった手紙に私は答えられていない

ありがとう
嬉しかったよ
そうだね、私も話したかったよ

これだけでもよかっただろうに
その時から既に20年弱の時が過ぎた

いつもこの若葉の頃に
ちょっと苦くさつきを思う
さつき
誕生日おめでとう

大学の数少ない友人に
さつきは高校の同級生と結婚し、
子供二人と大阪で暮らしていると聞いて
よかったな、よかったねと思った





いい思い出ばかりではなく
悲しいことや苦しいこと
寂しかったこと悔しかったこと
そんな過去の感情がふわりと過ることがある
割とたくさん

いつも思い出してはかき消して
忘れてしまおう
過去のことだと頭を切り替えていた

けれどある日
過去のことに向き合って、受け入れましょう
と、あるテレビ番組で 過去の悔しい感情をなくすためのアドバイスをしているのを見た

あぁそうか
忘れようと追い払うから頭の端っこに置かれたままなのだ
今のことばかり頭の整理をしていた
過去のあんまりよくないこともちゃんと受け入れてみれば、克服し苦しむことはなくなるのかもしれない
と思った


きっといい思い出に変わるよ


そんな言葉をこの前聞いて
思い出が変わることがあるんだと知った
そんな素敵なことがおきるのか
私の頭の端っこに置いてるたくさんの小石のような過去の感情を
ちゃんと受け入れ認める
この手に包み込んでほぐしていけば
小石の塊ではなくなって
ふわりと柔らかく綿毛のようになるのだ ろうか

酸いも甘いも
全て愛しき過去のわたくし
それもできたら更に強い自尊心が持てるのかもしれない

Heart - -
| 1/8 | >>