“ TIMERの宿 ”へ -1-


まだお宿での朝を思う


起きた時はまだ薄暗かった

刻々と空は白んで行く

そんな変化を眺めながら朝を過ごせた

目の前の山の裾野の竹林がたまに風になびくシーンや、

眼下左側のため池の鴨たちが群れで泳ぎ波打つ池の水面の様子が、少しずつ見えてくる

太陽がそれぞれを照らして、一つ一つがその光で輝いてくる

すべてが眠りから覚めていくよう


大きな窓ガラスからはそんな外が一望できて自然の中にいる実感

こんな朝は久しぶり


本当は朝はいつも静謐なんだ

いつも変わらずに太陽は世界を明るさで包み込んで行くんだ

日常のスケジュールに沿って過ごしているとそんなことを忘れている


自然よりも時間や目の前のことばかりに気が行く

ちっちゃな画面に見入って小さく小さく前に前に折れている私


日頃の私を俯瞰できた

小さくなってたな

そう思えると、もうその外に出てる

目線は遠く、ちょっと上

肺が開き、胸を張れてる

新鮮な朝の冷んやりした空気が肺に身体に染み込み心地よい

疲れていた身体と空っぽになった頭と心がエネルギーで満ちて行くよう

YOGAをせずとも自然に心身が充電できているのがわかる


時の感覚も違っていて、いつも頭の中をアレコレが飛び交って忙しいのに、そんなことが全くなかった

時間だけでなく携帯も気にならない

欲張って文庫を2冊も持って行ってたのに開こうとも思わなかった

時は掛け時計が知らせてくれて、その鐘の音が心地良く、違う時間軸を過ごしていたようだった


きっとお宿に到着してから既に違っていたんだろうな

子供達とお散歩して、古代檜のお風呂に入って、贅沢な食事をして、暖炉の前で薪の火にあたりながらのんびりして、ふかふかであったかいお布団に包まれて眠る

目が覚めたらとても元気になっていた


と、お宿でのことを振り返りながらしばらくぼんやりしていたら

トコトコトコと音がして

ひょいっと顔を出したのは山羊のランちゃん

こっちを覗いている

おはようの挨拶なのか、たまらなくかわいい

一応ちっちゃな角が生えている

優しい目をしていて、おっとり、ゆったりしてるから、初めて山羊に触れることができた

小さな生き物に触れたのは久しぶりで

毛の感覚や生き物の温もりにはやっぱり癒される


お腹に赤ちゃんいて、GW辺りに出産かな




とてもいい朝だった






毎年この時期は1泊2日のコンパクトな旅をしていて、今年は有田町の“ TIMERの宿 ”でした



以前は市内で“TIMER CALIFORNIA KITCHEN”

という超人気のカリフォルニア料理のお店を営まれていた高岡ご夫妻

昨年7月に有田町に宿をオープンされました


溢れる大自然の恵みの中、お二人のもてなしに触れ、子供達と楽しく過ごし、

“くらしの中にしごとのあるくらしを求めて”いる生き方、考え方に触れました


久しぶりに強烈にいろんなことを感じる旅となり、一度にまとめきれません

お泊りのことは後日またお伝えします


皆様にご覧いただきたくて珍しくお宿やお料理の写真もいくつも残してきました(下手だけど)

是非お楽しみに〜!







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